まこごころ

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精神科閉鎖病棟入院体験記③

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さてさて、連載最終回です。

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A病院の入院をきっかけに大分落ち着いた生活が出来るようになったワタクシ。

それから8年

アルバイトをはじめ、一人暮らしを始め、それがいつの間にか二人暮らしに変わり、それなりに穏やかな日々を送っていました。

いや、穏やかっていうのはですね。

その間もメンタルの状態は一進一退OD騒ぎ起こして救命運ばれたこともありましたし。

ただ、閉鎖病棟に入院するところまではいかなかった、ていうのが本当のところです。

 

アルバイトを継続していたのが大きかったと思います。

明日も仕事、って考えたら、幾らココロが墜ちるところまで墜ちても、立ち直るしかなかったから。

意地ってやつですね(笑)

 

25歳くらいの時に、前々から興味があった分野の仕事に転職しました。

非正規のアルバイトだけど

1年位は問題なく働いていました。

でも、1年を過ぎた頃から身体に異変を感じるように。

月に何度も出す熱、立ちくらみ、目眩、、。

結局そのまま仕事を休みがちになってその職場は辞めることになりました。

 

そうして、ハタチの頃から長年やってたコンビニバイトに舞い戻ります

でも、やっぱり体調は戻らない。

店でクラクラしてきて休憩頂いてうずくまったり早退欠勤を繰り返したり

そのコンビニには今もお世話になっているのですが、オーナーマネージャー夫婦がとても良い方で、理解を示してくれて、お陰でクビにはならず、しばらくまとまってお休みを頂くことになりました

 

休みに入ってみると、あれまあ、体調が良いのです。

散々内科に総合内科にと病院巡って近頃の体調不良の原因を探っていたのですが、今回もやっぱりメンタル由来のものなんだなあと実感しました。

 

しかし身体の調子は良くなったとはいえ、その頃のわたしは精神的にボロボロでした。

原因はなんでしょうね、、なにをやっても上手く行かない自分への苛立ちかな?

それからなぜかその当時「家が汚い」という強迫観念に取り憑かれていて、毎日必要以上に掃除をして、家具もひっくり返して逆にぐちゃぐちゃにして片付けに追われたりということを繰り返し、疲れ切っていました。

家にいるのがだんだん苦痛になっていきました。

家にいると「掃除しなきゃ」「片付けなきゃ」そればっかりアタマをグルグル回っていてもたってもいられないのです。

 

ある夜レキソタンを何十錠もガボガボ飲んで、【自主規制】して未遂をしかけました

昨年末のハナシです。

 

翌日は精神科のクリニックの診察で、母に付き添ってもらってクリニックへ行きました。

わたしはひたすら「入院させてっ」と懇願。

なにやらH病院という24時間体制の精神病院があって、そこなら今日入院出来るとのこと。

別に今日じゃなくても明日でも明後日でも良いけど?と言われましたが、今すぐにでも自宅から離れたかったわたしは「今日します!」と。

 

それからはバタバタとH病院と連絡を取って頂き、紹介状を書いて頂き、あっという間に入院が決まって、クリニックをあとにしました。

一旦自宅に戻り、スーツケースに着替えやら身の回り品やら入浴グッズやら詰め込んで、パトラッシュに「今から入院して来ます!」と宣言して(何事かって感じですね 苦笑)母と駅で待ち合わせてH病院へ向かいました。

 

H病院へ着いたのは夕暮れ時

簡単な診察を済ませて病棟へ案内されました。

病棟は丁度夕食時でした。

 

最初の印象は、なんだか空気の淀んだ病院、でした。

夕暮れ時に来たせいかな〜と思ったのですが、翌日朝になってみてもやっぱりどんよりとした空気が立ち込めております。

 

H病院はルールやらはA病院と大きな違いはありませんでした。

ベッドに仕切りのカーテンもちゃんとあったし。

お風呂は週3回、ナースステーションで剃刀も受け取れたし、お菓子・ジュース・ふりかけも持ち込めます。

 

ただ、ほんとうにほんとうに空気がどんよりしているのです。

会話ができるような患者さんも少なく、長期入院患者が多いようでした。

 

そして古い、汚い。

見たことないけど「昭和の精神病院」といった雰囲気でした。

病室のドア木の扉だし、、。

床頭台もロッカーも木だし。

それも年季入ったボロボロのモノですし(笑)

 

昔病棟内どこでもタバコが吸えた名残だそうで、壁紙もどこもかしこも黄ばんでおります。

毎日清掃が入っているはずなのに、トイレの汚物入れはいつだって大人用おむつが溢れ出ておりました。

 

じきに「此処に居ても良くはならない」と悟ります。

自分から入院を希望したくせに我儘って言われるかもしれないけれど、でもここは、、いくらなんでも、、って思えてしまったのです。

 

自宅からの隔離という点では、意味はあるのかもしれませんが、あまりにも環境が酷すぎました。

 

なにより入院している意味がないと感じたのは、医師に会うのが週に1回だけだという点。

ソレ以外は看護師とも大した関わりもなくただただ閉じ込められている、という印象でした。

それものんびりまったりココロを休められる環境ではない場所で。

 

レクリエーション、あるいは作業療法的なものも大して行われておらず、ただただ長い時間だけが過ぎています。

 

精神科の治療施設というより収容施設、それがわたしの印象でした。

 

なのでわたしは思いっきり「もう大丈夫」アピールを繰り返しました。

外出許可がおりてからは息苦しい病棟を飛び出して、中庭で過ごすか、散歩をするかして、時間が経つのを待ちました。

 

因みに外出から病棟に戻る時のボディチェックはかなりゆるくって、なんでも持ち込めちゃうんじゃ、、と思いました。

わざわざイケナイもの持ち込んだりしませんけど(笑)

 

さて、「イイコ」で過ごして1ヶ月。

そのかいあってか(?)退院となりました。

病院名は挙げられませんが、こういった劣悪環境の病院もあるのが事実です。

 

退院してみても別にメンタルはちっとも落ち着いていなかったけれど、「あそこに入るくらいなら!」と考えているうちに段々と穏やかさを取り戻しました(笑)

「あそこに入るくらいなら治ってやる!」という意地が持てた点だけはこの入院で意味のあるものだったと思います。

 

 

 

こうして4度の閉鎖病棟入院を経験したわたしです。

この3回にわたる記事で、いちばん言いたいことは、

ひとえに「精神科閉鎖病棟」といっても、その内情は様々だということ。

 

もし今ツラくて苦しくて、「入院したい」と思っている方がいらっしゃったら、わたしはこう言いたいです。

「病院選びは慎重に」と。

 

良い病院に巡り会えれば、ココロをたっぷり休ませて、適切な治療を受けて、それを意味ある入院生活に出来るでしょう。

逆に劣悪な病院に入ってしまったら、、ココロは回復どころか悪化するかもしれない、、それでも毎月多額の入院費だけ払う、、そんな経験をすることになってしまいます。

 

因みに、精神科に入院する目的は色々あると思いますが、

 

①刺激のない(外界と遮断された)空間でココロを休める

②家族の理解が得られない等、自宅にいることが難しい場合避難場所になる

自傷願望・希死念慮等から守ってもらえる

 

わたしはこのあたりが入院意義かな〜と思います。

参考までに。

 

それでは3回にわたる「精神科閉鎖病棟入院体験記」はこれで終了となります。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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